耳鼻科の役割とは(風邪に対して)
「耳鼻科は、掃除屋」
「耳鼻科は見た目がすべて」
耳鼻咽喉科の基本的な診察姿勢は上記に尽きると思います。
発熱や呼吸の状態、咳の有無、全身の見た目の印象といった所見に加え、鼻・のどを専門の器具を用い、鼻の中、口の中(咽頭後壁や扁桃)、更に必要があれば喉頭ファイバーを用いて、上咽頭-喉頭(声帯や気管)まで診ることで、正しくどこの炎症であるかにより、薬を適切に用います。
軽い風邪と内科で言われ、急性喉頭蓋炎が見逃され不幸な結果になられる方もおられますので、「風邪は万病の元」の言葉にもあるように正しい診断と治療が重要です。
また診察に加え処置により風邪の症状の軽減をはかることが可能です。